「いつかは家を買わないといけないよな…」
30代を過ぎたあたりから、周りでマイホームを購入する人が増えてきます。SNSでも「念願のマイホーム!」という投稿を見て、なんとなく焦りを感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
でも自分は違います。43歳・独身・資産3200万円の現在も、これからも、ずっと賃貸でいいと思っています。
今回は完全に個人的な見解ですが、「なぜ自分が賃貸派なのか」をFIREを目指す視点から正直に語っていきます。持家派の方には刺激的な内容かもしれませんが、一つの考え方として読んでいただければ幸いです(笑)

1. マイホームは「夢」ではなく「35年の足かせ」かもしれない
新築の一戸建てやマンションを購入した瞬間の満足感は、間違いなく高いと思います。
ピカピカの床、新しいキッチン、自分だけの空間。「やっと手に入れた!」という達成感は相当なものでしょう。
でも冷静に考えてみてほしいのです。その瞬間から、35年間にわたるローンという名の「重い足かせ」を付けることになります。
「新築の満足感は一時的。でもローンは35年間、確実に続きます。」
しかもローンだけではありません。購入後にかかるコストを整理するとこうなります。
・固定資産税:年間10〜20万円程度(立地・広さによる)
・修繕費:外壁・屋根・設備の修繕で数十〜数百万円
・老朽化:築年数が経つほど価値が下がり、住み心地も低下
・近隣トラブル:逃げ出せない
・災害リスク:地震・水害・火災で資産価値が消える可能性
・ライフスタイルの変化:転勤・離婚・家族構成の変化に対応しにくい
これだけのリスクを背負って35年間縛られる。FIREを目指す身としては、これは相当なマイナスだと感じています。
2. 賃貸最大の武器は「流動性の高さ」
自分が賃貸を選び続ける最大の理由は、「流動性の高さ」です。
賃貸は、人生のどんな変化にも対応できます。
・収入が減ったら → 家賃の安い部屋に引っ越せる
・家族が増えたら → 広い部屋に引っ越せる
・子どもが独立したら → コンパクトな部屋に引っ越せる
・近隣トラブルが起きたら → 引っ越して逃げられる
・転職・転勤になったら → すぐ動ける
・部屋が古くなってきたら → 新しい部屋に移れる
人生において「想定外」はつきものです。賃貸はその「想定外」のほぼすべてに、引っ越しという形で対応できます。
「人生の変化に柔軟に対応できる。これが賃貸の最大の強みです。」
FIREを目指す上でも、この流動性は重要です。FIRE達成後に生活コストを下げたければ、家賃の安い地域に移ればいい。マイホームだとそう簡単にはいきません。

3. 「老後に賃貸を借りられない」問題、本当にそう思いますか?
賃貸派に対してよく言われる反論があります。
「老後になったら賃貸を借りられなくなるよ」というものです。
確かに現状、高齢者の入居を断る大家さんがいるのは事実です。でも自分は、この問題はそれほど深刻ではないと思っています。
「少子高齢化が進む日本で、大家が老人に貸さなければ、大家のほうが困る時代になります。」
日本の人口は今後急激に減少します。2050年には現在より約2000万人以上減ると言われており、空き家問題はさらに深刻になっていきます。
借り手が減っていく中で、「老人には貸さない」などと言っていたら、大家は部屋を埋められなくなります。むしろ将来は、大家側が高齢入居者を積極的に受け入れる流れになっていくと考えています。
また現状でも、「老人だから絶対に借りられない」というわけではありません。借りられないケースは一部であり、物件を選べば問題なく借りられることがほとんどです。もし特定の物件に断られたとしても、借りられる物件を探せばいいだけの話です。
4. 中古物件を買うなら「築25年以上」が正解という話
「でもどうしても一軒家に住みたい」という方には、一つ提案があります。
もし購入するなら、築25年以上の中古物件を選ぶのが賢いと思っています。
その理由はシンプルです。
「築25年を超えると、建物の価値は会計上ほぼゼロになります。つまり土地代だけで買えるようなものです。」
具体的な例で考えてみましょう。
・建物価値:ほぼ0円(減価償却済み)
・土地価値:約2000万円
↓
10年後(築35年)に売却すると…
・土地の価格はさほど下がらないため、約1800〜2000万円で売却可能
↓
実質10年間の居住コスト:0〜200万円程度
→ 月換算すると約0〜1.7万円!
つまり、築25年以上の中古物件は「実質家賃ゼロに近い形で住める」可能性があるのです。
新築の一戸建てやマンションは、購入した瞬間から価値が急落します。「資産として残る」という感覚は、新築では成立しにくいと思っています。
どうしても持家にこだわるなら、新築ではなく築古中古物件を土地値で狙う。これが自分なりの「持家をFIRE的に考えるとしたら」の答えです。
5. 自分はこれからもずっと賃貸でいきます
改めて整理すると、自分が賃貸を選ぶ理由はこうです。
① 35年ローンという長期の固定費を背負いたくない
② 人生の変化に柔軟に対応できる流動性を手放したくない
③ 老後の賃貸問題は、少子高齢化で大家側が困る時代になると思っている
④ FIREを達成したら生活コストを自由に調整したい
⑤ もし持家を検討するなら、築25年以上の中古物件一択
繰り返しになりますが、これは完全に個人的な見解です。持家を選んで幸せに暮らしている人はたくさんいますし、それを否定するつもりは全くありません。
ただ、FIREを目指している自分にとっては、「固定費を下げる」「流動性を保つ」「資産を投資に回す」という観点から、賃貸が最適解だと判断しています。
「家は夢ではなく、コストとリスクの塊。自分はその分を投資に回して、5000万円を目指します。」
マイホームを買う予算があるなら、その分を全額インデックス投資に回す。そのほうが長期的には豊かになれると信じています。
次回もお楽しみに!

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